Silver Lake の Micheltorena Street (3)
南カリフォルニアの気候が様々な植物に適しているようです。今は Micheltorena Street の話しをしていますので、この道の家の庭で見られる植物を紹介します。
前にに、サボンをテーマにしたことがあります。Los Angeles でよく見られる木として、マツ•ヤシ•ユーカリ•カシ、そして柑橘類の木 (レモン•オレンジ•グレープフルーツなど) があります。なので、ここは全部パスすることにします。
まず、日本でお馴染みのタケ!
ここも
ラベンダー
ポッピ
壁に負けない生命力
最後に、Micheltorena Street から見える Hollywood Hills 。
次回、別の Silverlake の道を取り上げます。
Silver Lake の Micheltorena Street (2)
写真: Micheltorena Street の頂点から Micheltorena Street 小学校と Sunset Boulevard に向かって撮った一枚 (どちらも見れないのですが)
Micheltorena Street は結構長い。Los Angeles の Downtown をめぐっている Hollywood Freeway から Silver Lake の Angus St. まで走って、長さがおよそ 4.5 キロです。
Silver Lake の部分がどこから始まるかには個人見解もあります (Silver Lake の境界が正式に定められていないので)。こっちにしては、Angus St. から Sunset Blvd. が Silver Lake の Micheltorena St. とします。
Sunset Blvd. と Micheltorena St. の街角に Micheltorena Street Elementary School (小学校) があります。角から道が急な坂となっています。右の方にヤシの木が見えますね。
次回は Micheltorena St. の植物などを紹介したいと思います。ただ、終わる前に、このブログを欠かさず読んで下さる一人の方に読者サービスとして一枚の写真をアップしておきます。
記憶に残っているはずの場所でございます。覚えていらっしゃいますかね。
では、皆様、またあした。
Silver Lake の Micheltorena Street
さて、Silver Lake の Micheltorena St. の由来について話しましょう。
カリフォルニアがメキシコによりアメリカ合衆国に割譲されたのは 1848 年のことでした。その時まで、Alta California としてメキシコ領の一部でした。
Manuel Micheltorena (1804-1853) とは、メキシコの旅団将軍で、Alta California の最後の指揮官として勤めていました。
実は、Micheltorena 指揮官が黄金を求めてカリフォルニアに移住してきた開拓者や他の住民の強い反感を買ってしまいました。主の理由は、政策があまりにも身勝手でしたから。さらに、反対派を打ち負かすため、メキシコから略奪を目的にする兵士を戦いに投入したので、Micheltorena 氏が益々憎悪の的になりました。
結局、1845 年に現 San Fernando Valley (Los Angeles 中心部から数十キロ離れているところ) で反対派は Micheltorena 氏が率っていた軍を敗戦させ、彼がカリフォルニアを去ってメキシコに帰りました。
写真は、カリフォルニア州の official flag (カリフォルニアの旗) 。デザインは Micheltorena 氏が逃げた後、1ヶ月も続かなかった California Republic 政権が採用した旗に因んでいます。
カリフォルニア州立施設や事務所以外、この旗をめったに見かけません。にもかかわらず、写真された旗が Micheltorena St. のある住居の前においてあります。ちょっと面白いと思うのがこっちだけでしょうか。やっぱりそう? あっ、失礼しました。
それにしても、誰が、どういうわけで不人気で敗北者でもある他国の将軍の名前を Silver Lake の道に名付けたのでしょうか。謎のようです。
次回、現在の Micheltorena St. を紹介したいと思います。
Silver Lake で、小説 Ivanhoe と関係のない道の名前
幾つか Silver Lake の道の名前が Ivanhoe と言う小説に由来すると前に書きました。さて、Silver Lake にある他の道はどうでしょうか。
Silver Lake Blvd. と West Silver Lake Dr. なら、当然説明する必要はありません。Silver Lake に因んでいます。
それに、Silver → Silver Lea や Silverwood、Lake → Lakeview や Lakewood のように、由来が分かりやすいですね。
方角を指す Easterly (東の方) と Westerly (西の方)、 あるいは位置を指す Apex (頂点) のような名前もあります。
花として、Carnation (かーネーション) と Dahlia (ダリア) があります。
それ以外の道の名前がほとんど人名です。有名人の名前ならここで紹介するのが簡単ですが、名前が誰を指すのかがはっきりされていない場合もあり、どこまで調べることができるか、わかりません。でも、頑張ります。
次回は、カリフォルニアの歴史に大きく貢献した Manuel Micheltorena について語りたいと思います。
あっ、ついでにですが、英語で「道」と関係する単語を説明しておくと良いかもしれません。
Blvd. = Boulevard。Dr. = Drive。それに加えて、Ave. = Avenue、Rd. = Road、St. = Street。 どれも「道」を指します。それぞれの単語を辞書で引いてみれば、細かい違いが載っているのですが、Boulevard が広い、Drive が道ばたの景色がいい、残りがただ「道路」を意味すると考えれば良いでしょう。
後は、細くて短い道だと Lane、袋小路だと Court で指します。まだありますが、きょうの話しはここまでしましょう。
Silver Lake で郡山城を思わせる飾り群
写真は Silver Lake の住宅の前に置かれている飾りです。見かけた時、すぐに奈良県郡山城を思い出した。何故かと言いますと。。。
大阪城、姫路城などの外壁が巨大な石でできていますよね。
ところが、郡山城の外壁が違います。石が様々な大きさと種類があります。でも、石だけではなく、細々にされた陶器類も、なんと仏像まで、普段壁作りに使われていない建材もあります。建材はなんでもいいから、外壁を速く造ろうよ、という感じです。
Silver Lake の飾り物群の長さが 10 メートル強。よくよく見ると、次の物体が見えてきます。
魔法瓶
盆
如雨露 (ジョウロ)
ティーポット
正体不明
中々ユニークな飾り群ではありませんか。
Silver Lake の看板 (3)
これも Silver Lake にある看板。「市役所よ、不法民泊を撲滅してくれよ」、という趣旨です。
日本でもアメリカでも、民泊に巡るトラブル (騒音、ゴミ、近所の日常生活に関わる規則を無視する、など) が多発しています。
勿論、近所に住むのは人間と限りません。
Silver Lake では、犬を飼っている住民が多い。残念ながら、愛犬に関係のない人の敷地内で糞をさせ、後始末をせず立ち去ってしまう飼い主もいます。日本もそうですけどね。本当に悩ましい問題です。 (Poop = 糞をする。Scoop = すくい取る。つまり、愛犬が糞をしたら、必ずすくって持ち帰ってね、と。)
Squirrel Xing (= Crossing) とは、リスがよく行き来するので、気を付けて下さい。どうやって気を付ければ良いかが不明ですが、おそらくマイカーを運転する人達に呼び掛けているでしょう。ゆっくり走って、リスを轢かれないでね、ということでしょう。
鶏を飼っている家もありますね。このポスターに書いてある中身は、飼っている鶏のそれぞれの性格を教えてくれるものです。
Ginger と Rocky が両方ともリーダー願望が強く、争っているようです。Dotty が人懐こく、膝の上に座ってくれるそうです。最後に、Slushy がシャイです。どうも、名前が途中で変えられたのが原因みたい。
鶏小屋です。写真を撮った時、鶏達が不在で、広い庭で遊んでいました。
小さくて見つけにくいとは思いますが、家の前に二羽がいます。Ginger? Dotty? Rocky? Slushy? ポスターに参考して、見分けられますか。
Silver Lake の看板 (2)
Silver Lake にある看板。意訳してみると、「2020年大統領選挙において、大人として機能できる候補者に一票。そういう人がいれば、誰でもいい」。共和党の候補者トランプ大統領でも、民主党の候補者になりそうなバイデン元副大統領でも、あまり期待を持っていないようですね。
こちらの看板には、トランプ大統領の不評が表れています。警備会社の看板の上に着けってある手書きのサインが雨と光線に数年間も晒されているようで、少し読みにくくなりましたが、Not My President と書いてあります。トランプ氏の権限を全面的に否定していますね。
実際、2016 大統領選挙の際、カリフォルニア州ではトランプ氏がクリントン元官房長官に強く打ち負かされました。進歩的な色が濃い Los Angeles 市ではクリントン氏がなんと 76% の票を獲得しました。
さて、ある世帯主が政界と縁があまりない人物を大統領にしたいらしい。Willie Nelson とは、アメリカカントリーミュージックの大物で、どちらかと言えばアウトロー (ならず者) のイメージが強い。現段階 Nelson 氏が大統領選挙に手を挙げていませんが、彼ならいいかもね。
因みに、「候補者」が英語で candidate と言います。ラテン語から英語に入った言葉で、元々「白い衣服をまとった人」を指しました。古代ローマでは、白 = 潔白という考えがあって、英語の candid (率直な)、白い炎を上げて燃やしている candle (蝋燭) も同類の言葉でございます。
それにしても、世の中、潔白の政治家がどれほどいらっしゃるのでしょうかね。